ネイティブ講師が解説する
英検二次試験
スピーキングの対策法!
おすすめ教材・アプリも。

更新: 2023-12-22

2020年国際ビジネスコミュニケーション協会が現在英語学習をしている全国の20代~50代のビジネスパーソン男女500名を対象にした調査によると、英語の4技能の中でスピーキングが一番難しいと感じている人は55.8%、最も伸ばしたいスキルにスピーキングを挙げた人は66.6%だったそうです。この数字からも、英語学習者の多くがスピーキング力を伸ばしたいにもかかわらず、苦手意識を持っていることが分かるでしょう。

国内最大級の英語資格試験である「英検」こと実用英語技能検定。英検は公益財団法人 日本英語検定協会が主催し、文部科学省が後援する資格型の英語資格試験です。1963年から運営されている権威ある試験で、国内では抜群の知名度と信頼を得ています。そんな英検にもスピーキングテストがありますが、苦手意識をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

本記事では、そんな英検のスピーキング対策についておすすめの学習法を解説しました。ネイティブ講師目線で有益な方法を解説していきますので、英検の受験を控えている方はぜひご覧ください。

※本記事の内容は2023年4月時点の情報に基づいています。最新情報は英検公式サイトでご確認ください。

2024年度から英検の試験がリニューアルされます

英検二次試験スピーキングの概要

英検のスピーキングテストは「継続して発信する力」と「使える英語力」を養うことを目的に運営されています。もともとは3級以上の級に設定されていましたが、中高の英語教育の4技能化に伴い4級と5級でも新形式として、合否に影響しない形でスピーキングテストが導入されました

英検5級・4級の二次試験スピーキング試験

5級と4級の二次試験スピーキング試験は、任意受験であり必須ではありません。一次試験で不合格になった場合でもスピーキングテストは受験できます。

問題内容は

・与えられた英文を読む

・読んだ英文に対して回答する

・日常生活に関する質問に答える

というもので、5級・4級ともにおよそ3〜4分と実施時間も短く設定されています。

筆記

リスニング

スピーキング

5級

25分

約20分

約3分

4級

35分

約30分

約4分

外国人患者の医療機関の受診状況

続いては、外国人患者の医療機関における受診状況についてみていきましょう。

まず、厚生労働省が平成30年に行なった下記の調査結果をご覧ください。

5級スピーキング問題例

4級スピーキング問題例

スピーキングテスト受験を希望した受験者は、パソコン、スマートフォンなどから、インターネット上のスピーキングテスト受験サイトにアクセスし受験します。

英検3級の二次試験スピーキング試験

3級からはスピーキングテストの結果が合否に影響します。

解答形式


面接委員1人

(応答内容や発音、語彙力など複数の観点から評価)

形式・課題

詳細

問題数

音読

30秒程度のパッセージを読む

1

パッセージについての質問

音読したパッセージの内容についての質問に答える

1

イラストについての質問

イラストの中の人物の行動や物の状況を描写する

2

受験者自身のことなど

日常生活の身近な事柄についての質問に答える

2

過去には、携帯電話、ラジオを聴く、冬のスポーツ、朝市、四季などのトピックが出題されました。一連の流れは英検公式サイト「英検バーチャル二次試験」からも確認できます。

英検準2級の二次試験スピーキング試験

英検準2級の二次試験スピーキング試験の内容は下記の通りです。

解答形式


面接委員1人

(応答内容や発音、語彙力など複数の観点から評価)

形式・課題

詳細

問題数

音読

50語程度のパッセージを読む

1

パッセージについての質問

音読したパッセージについての質問に答える

1

イラストについての質問

イラスト中の人物の行動を描写する

1

イラストについての質問

イラスト中の人物の状況を説明する

1

受験者自身の意見など

カードのトピックに関連した内容についての質問に答える

1



受験者自身の意見など

日常生活の身近な事柄についての質問に答える

1


準2級のスピーキングテスト時間は約6分です。一連の流れは英検公式サイト「英検バーチャル二次試験」からも確認できます。

英検2級の二次試験スピーキング試験

2級のスピーキングテストは準2級と大きく変わりませんが、音読の語彙数が10語ほど増え、内容も高校中級程度から卒業程度へとやや難しくなります。

準2級が日常生活の話題のやりとりをすることを目標にしているのに対し、2級は社会性のある話題のやりとりをすることを目標にしています。

解答形式


面接委員1人

(応答内容や発音、語彙力など複数の観点から評価)

形式・課題

詳細

問題数

音読

60語程度のパッセージを読む

1

パッセージについての質問

音読したパッセージについての質問に答える

1

イラストについての質問

3コマのイラストの展開を説明する

1

受験者自身の意見など

ある事象・意見について自分の意見などを述べる

1



受験者自身の意見など

日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見などを述べる

1


2級から新しく出題されるのが「3コマのイラストの展開を説明する」という問題。20秒で与えられたイラストを描写するセンテンスを組み立て、発表するという内容です。「英検バーチャル二次試験」を参考に20秒でイラストの要点を伝える練習をしてみましょう。

英検準1級の二次試験スピーキング試験

準1級のスピーキングテストでは過去に、在宅勤務、レストランでの喫煙、チャイルドシート、住民運動、キャッチセールス、護身術など、社会性の高いトピックが出題されました。

解答形式


面接委員1人

(応答内容や発音、語彙力など複数の観点から評価)

形式・課題

詳細

問題数

音読

60語程度のパッセージを読む

1

パッセージについての質問

音読したパッセージについての質問に答える

1

イラストについての質問

3コマのイラストの展開を説明する

1

受験者自身の意見など

ある事象・意見について自分の意見などを述べる

1



受験者自身の意見など

日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見などを述べる

1


準1級は試験時間がおよそ8分、大学中程度レベルの問題が出題されます。「バーチャル二次試験」でも分かる通り、高い語彙力と理解力が求められます。

英検1級の二次試験スピーキング試験

準1級から1級にかけての一番大きな変化は、面接官が1人から2人に増えることです。テスト内容も自由な英会話やスピーチなど、他の級と大きく異なります。

解答形式


面接委員2人

(応答内容や発音、語彙力など複数の観点から評価)

形式・課題

詳細

問題数

自由会話

面接委員と簡単な日常会話を行う

スピーチ

与えられた5つのトピックの中から1つ選び、スピーチを行う

1

Q&A

スピーチの内容やトピックに関連した質問に答える


過去の出題例を見てみると、科学の発展は常に有益か、芸術への財政的支援増加の是非などハイレベルな話題が出題されていました。「バーチャル二次試験」でスピーチのトピック例のカードをダウンロードできますので、参考にしてみてください。

英検二次試験スピーキングで
高得点を取るための対策

英検のスピーキングテストでは、下記の点を評価ポイントに採点されます。

・応答内容が適切か

・発音が正しいか

・語彙力があるか

・文法が正しいか

・語法が適切か

・情報量が足りているか

ここでは、英検二次試験スピーキングで高得点を取るための対策をみていきましょう。

発音とアクセントを明確に覚える

発音とアクセントは明確に暗記し、口に出す際はゆっくり抑揚をつけるようにしましょう。特に下記のように英語では異なる綴りであるのにもかかわらず、日本語(カタカナ)にしてしまうと同じ単語には注意が必要です。

カタカナ

英単語1

英単語2

ファーム

farm(農場)

firm(会社)

ロウ

low(低い)

raw(生の)

ロード

road(道)

load(積荷)

評価のポイントとして、現在形 / 過去形 / 未来形が発音で区別できているか、単数形と複数形が相手に伝わるか、などがあります。単語を覚える際は意味と発音はセットで、意味が分かる単語は発音できるように、発音できる単語は意味が分かるようにしておきましょう。

英語で意見を述べる練習をする

2級以上のスピーキングテストでは受験者の意見を尋ねる問題が出題されます。あくまでも点数を取るためなので、難しい構文を覚える必要はありません。下記のテンプレートを使って3文程度で簡潔に答えられるようにしましょう。

同意するかどうか(I agree / I don’t agree)

その理由(Because, ~~~)

上記の具体例

そう思うかどうか(I think so / I don’t think so)

その理由(Because, ~~~)

上記の具体例

スピーキングテストには「アティチュード」と呼ばれる、積極的な態度や反応の自然さを評価する項目があります。明瞭な発音かつ適切なタイミングで反応できるよう、あらかじめ答えのバリエーションをいくつか用意しておくとよいでしょう。

ネイティブ講師と練習し英会話に慣れる

ネイティブ講師と英会話をし、英語に慣れておくこともおすすめです。普段英語を耳にしない環境で過ごし、突然スピーキングテストに臨むよりも、普段から英語に慣れ親しんでおいた方が英語への切り替えがスムーズになるでしょう。ネイティブ講師と一緒にスピーキングテストのロールプレイをすることも最適な練習法です。

過去問を使って出題パターンをつかむ

英検の公式サイトでは、前年度の第1回〜第3回が公開されています。試験前は必ず過去問を確認し、出題傾向を押さえておくようにしましょう。

英検二次試験スピーキングの
おすすめ教材・アプリ

スピーキングテストで合格点や満点を目指すには、必要な知識を十分にインプットさせておくことが大切です。ここでは「内容が充実しているか」「英検の内容に即しているか」「使いやすいか」という3つのポイントで選んだ、英検二次試験スピーキングのおすすめ教材・アプリを紹介します。

英検公式 - スタディギア for EIKEN

英検公式 – スタディギア for EIKENは無料で使える英検公式サービス。英検を主催する日本英語検定協会が公式に認定するサービスです。英検準1級~5級に対応した英検公式の英語学習サービスで、英語の基礎から応用まで幅広く受験生をサポートしてくれます。本アプリでは英検受験級と受験日を設定するだけで、最適な学習内容をおすすめしてくれるため、効率よく学習したい人におすすめ。毎日の積み重ねはレベルアップとして保存してくれるため、自分がどのくらい成長しているのか見える化してくれる機能もあります。

英検®問題集

英検®問題集はアプリ内で出題される全ての問題や全ての機能を無料で利用できる英検の問題集アプリです。全1181問の短文空所補充、会話空所補充問題などを収録し、英検受験生のサポートをしてくれます。対応級は英検2級・英検準2級・英検3級など。無駄な機能はいらないと感じている方やとにかく多くの問題をどんどん解いていきたいと思っている方におすすめです。

英検®英単語

英検®英単語は英検®問題集の単語バージョンです。こちらもアプリ内に表示される全ての問題と全ての機能を無料で利用できます。出題される問題は全部で5572問。英検5級~2級まで対応しており、級によって出題されやすい問題を効率よく学習できます。英語に苦手意識があるお子さんも、本アプリを使えばゲーム感覚で学習ができるでしょう。

LingoChamp

LingoChampはAI教師を使った英語学習アプリです。大きな特徴はAIが自身の発音を評価して矯正してくれるところ。他のアプリにはない正確な分析によって、正しい発音を無理なく身に付けられます。実際自分の発音が正しいのかどうかわからないといった悩みを持っているなら使って見るべきアプリです。年代や英会話レベルを選択するだけで例文を表示してくれる機能も付いています。

旺文社 英検二次試験・
面接完全予想問題 シリーズ

本格的に英検を勉強したい人や面接、二次試験対策をしたい人は英検二次試験・面接完全予想問題シリーズがおすすめです。英検3級から販売されており、本番さながらのシミュレーションを本シリーズだけで体験できます。また、どこでも勉強できるようにスマホで使えるアプリも用意されています。

まとめ

英検は一度の受験で英語の4技能をバランス良く測定できる資格試験。入学試験で外部検定利用入試に利用できたり、就職で英語力を示す指標として利用できたり、高い活用性があります。英検のスピーキング対策には、伝わる発音を習得すること、シンプルに要点を伝えることが大切です。あくまでも資格試験なので難しい慣用句を使うよりも、ポイントを押さえた返答ができるとよいでしょう。


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いつもお読みいただきありがとうございます

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