受験する級と方式から練習を決める
英検のSpeaking対策は、質問に答える練習だけでは足りない場合があります。音読、絵の描写、出来事のナレーション、意見、スピーチなど、級ごとに準備する課題が違うからです。
この記事の面接形式は従来型を基準にしています。S-CBTでは話す解答を録音するため、画面の指示や解答時間への対応も練習します。対面で聞き返す練習と、録音式の操作を同じものとして扱わないようにしましょう。
4級・5級:スピーキングは級認定と別
4級・5級のスピーキングテストは、読む・聞く一次試験の合否と別に受験・判定されます。公式の合否説明を確認してください。3級以上の二次面接と同じ仕組みではありません。
練習では短い英文を音読し、誰が何をしているかを答えます。まず伝えたい語が相手に聞き取れるか、質問の意味に合う返答になっているかを確かめます。級の合格条件とは分けて、短い発話を続ける機会にできます。

3級〜2級:絵の扱いも級によって変わる
| 級 | 主な課題 |
|---|---|
| 3級 | 音読、文章や絵についての質問、身近な質問への返答。 |
| 準2級 | 音読、文章への質問、人物の行動や状況の説明、自分の意見など。 |
| 準2級プラス | 音読、文章への質問、3コマの展開説明、自分の意見など。 |
| 2級 | 音読、文章への質問、3コマの展開説明、自分の意見など。 |
準2級プラスと2級は表の課題名が似ていても、内容の難しさまで同じではありません。受験級のサンプルで、どの情報を拾い、どこまで説明するかを確認します。
質問に合う情報を足す練習
次はBeyond作成の練習例です。公式問題や採点済み答案ではありません。
Do you like studying in the library?
Yes. It is quiet, so I can concentrate on my homework.
好きかどうかに答え、理由を一つ加えています。どんな質問にも理由を二つ付ける、と決める必要はありません。誰が何をしているかを聞かれたら、その情報を答えます。意見や理由を求められたときに、説明を展開します。
準1級はナレーション、1級はスピーチを準備する
準1級には、4コマのイラストを1分間見て準備し、2分間で展開を説明する課題があります。その後の質問への応答も含めて練習します。出来事の順序だけでなく、登場人物の意図や場面の変化を、絵に沿って伝えられるかを確認しましょう。
1級では、5つのトピックから一つを選び、1分の準備後に2分のスピーチを行い、関連する質問に答えます。立場と理由を整理し、その理由を相手に問い直された場合にも説明できるようにします。従来型の準備中にメモを書く前提で練習しないでください。
上位級の話題ノートは、完成スピーチ集にするより、主張、理由、例、条件に分けると使い回しやすくなります。使う材料は、聞かれた質問に合っているかを毎回確かめます。

録音から、一つの返答を直す
- 受験級に合う練習問題に答え、自宅練習の音声を録音する。
- 最初の一文が質問への答えになっているかを確認する。
- 理由や描写で、聞き手に伝わりにくい箇所を一つ選ぶ。
- 内容、語彙・文法、発音のどこを変えるか決める。
- 修正文を閉じて再回答し、別の質問でも試す。
録音は自宅などで行う練習用です。本番の従来型面接では録音やメモは認められていません。発音も評価に含まれるため、内容だけを直して終わらず、聞き取りにくかった語や区切りを確認します。
模擬面接は、指示への対応まで通して行う
短い練習で修正できたら、入室、指示、黙読・準備、解答、終了までを通して練習します。対面の面接で質問を聞き取れなければ、例えば“Could you say that again, please?”と聞き返す練習ができます。
公式の面接案内では、自然な流れでの聞き返しは減点対象にならない一方、不自然に行ったり繰り返したりする場合は減点対象になると説明されています。「何回でも聞き返せる」という意味には取らず、受験級の案内を確認しましょう。
練習後は点数の予想だけを受け取らず、次の回答で直す点を一つか二つ決めます。級の選び方や作文の準備は英検の全体ガイドで確認できます。
受験級に合う面接練習をする
級と受験方式を伝え、最近の回答を材料に練習する課題を相談しましょう。
英検・TEAP対策を見る形式の確認日:2026年10月1日。例文と練習手順はBeyond作成。