目標点、提出期限、受験方式を確認する
目標スコアと提出期限を確認し、現在のListening・Readingの点数と比べましょう。受験するのが公開テストか、勤務先や学校が実施するIPテストかも確認すると、形式に合った教材を選べます。
TOEIC L&Rの試験時間は?公開テストとIPオンラインの違い
公開テストの解答時間は約2時間です。IIBCの公式形式では、Listeningが約45分・100問、Readingが75分・100問。一方、IPテストのオンライン方式は約1時間・90問です。この記事のPart別練習と時間配分は、公開テストなどのマークシート方式を対象にしています。
試験時間と会場にいる時間は別です。公開テストには受付、説明、用紙回収などの時間もあります。午前・午後の区分と集合時刻は、受験票とIIBCの当日案内で確認してください。
各Partで何をするのかを知っておくと、模試の結果を振り返りやすくなります。
| Part・問題数 | 問題形式と答え方 |
|---|---|
| Listening Part 1:6問 | 写真描写問題。写真を見て、流れる説明の中から写真に合うものを選びます。 |
| Listening Part 2:25問 | 応答問題。短い質問や発言を聞き、自然につながる返答を選びます。 |
| Listening Part 3:39問 | 会話問題。2〜3人の会話を聞き、内容についての質問に答えます。 |
| Listening Part 4:30問 | 説明文問題。アナウンスなど、一人が話す音声を聞いて質問に答えます。 |
| Reading Part 5:30問 | 短文穴埋め問題。一文の空所に入る語句を選びます。 |
| Reading Part 6:16問 | 長文穴埋め問題。文章全体の流れも読みながら、空所に入る語句や一文を選びます。 |
| Reading Part 7:54問 | 読解問題。メールや案内などを読み、必要な情報を探して答えます。複数の文書を照らし合わせる問題もあります。 |

模試で正答数・所要時間・間違えた理由を確かめる
まず現在の形式に合う模試を、指定された時間で解きます。採点後はPart別の正答数に加え、Readingの各Partを終えた時刻、未着手の問題、迷った問題を記録します。
復習は、次の手順で進めます。
- 間違えた箇所を探す。「語を知らなかった」「音が聞き取れなかった」「文の意味や条件を読み違えた」「根拠を見つけられなかった」「時間が足りなかった」など、答えにたどり着けなかった理由を書き留めます。一つの問題に複数の原因があっても構いません。
- その箇所を練習する。知らなかった単語や文法を復習し、読み違えた箇所を確認します。Listeningで聞き逃した部分は、下の例のように音声とスクリプトを使って練習します。
- 解説を閉じて解き直し、別の問題でも試す。覚えた単語や読み方を使って解けるか、正解の根拠とともに確かめます。
公式結果のAbilities Measured(項目別正答率)は、語彙や文法、内容理解などの項目ごとの正答率を示しています。手元の模試のPart別記録と合わせて、練習する内容を選ぶ参考にできます。スコアの目安は、使用する模試の換算表や説明を確認してください。

Listening:聞き取れなかった原因に合わせて復習する
聞き逃した部分だけをもう一度聞き、次にスクリプトを読みます。文字なら理解できる場合は、語のつながり、弱く発音される箇所、区切りを確かめます。短い区間を聞いてから声に出して読み、原音と比べてみましょう。
文字でも意味が分からなければ、知らない単語や文の構造を確認します。意味が分かってからもう一度聞くと、音声がどの語句に当たるのかも確かめやすくなります。
Part 3・4では、質問が何を尋ねているかにも注目します。例えば「話し手が次にすること」を聞かれたのに、最初の予定を選んでしまった場合は、会話の後半で予定が変わっていないか聞き直します。変更前と変更後をメモすると、取り違えた箇所が分かります。

Reading:単語・文法と、文章の条件を確認する
Part 5・6では、単語の意味、品詞、文法、文脈のどこで間違えたかを確認します。Part 7では、書き手の用件や条件をつかんでから、設問に必要な情報を探します。
Part 5:空所の前後から、必要な品詞を考える
次の文の空所に入る語を選んでみましょう。
Please read the instructions ------- before using the equipment.
- (A) careful
- (B) carefully
- (C) care
- (D) caring
答えは(B) carefullyです。「注意深く読む」のように、動詞readの動作を説明する副詞が入ります。carefulは形容詞で、a careful reader(注意深い読み手)のように名詞を説明します。
(A)を選んだ場合は、read carefullyとa careful readerを比べ、形容詞と副詞の働きを復習します。carefullyの意味が分からなかった場合は、「注意深く」という意味をcheck the details carefullyなどの短い句と一緒に覚えましょう。
Part 7:案内文の変更点を読む
次の案内文を読んでみましょう。
The workshop has moved from Room 3 to Room 5. It will still begin at 10 a.m. Please bring your laptop.
Question: Where will the workshop take place?
答えはRoom 5です。moved from Room 3 to Room 5は会場の変更を、still begin at 10 a.m.は開始時刻が変わらないことを示しています。stillを見落としていなかったか確認し、別の案内文でも変更点を探してみましょう。
Reading 75分の時間配分を、模試で試す
時間不足の場合は、Part 7だけでなく、Part 5・6で迷い続けていないかを確認します。まずは次の配分を試し、正答数と解き終えた問題数を見ながら調整しましょう。
| Part | 使う時間の例 | Reading開始からの経過時間 |
|---|---|---|
| Part 5 | 10分 | 10分まで |
| Part 6 | 10分 | 20分まで |
| Part 7 | 55分 | 75分まで |
Part 5を急いでミスが増える場合は、Part 5に使う時間を少し長くして調整します。例えばPart 5を12分にすると、Part 6を10分、Part 7を53分にすれば合計75分です。Part 7で残った問題数も見て、無理なく解き進められる配分を探しましょう。
時間制限なしでも解けない問題は、語彙や文法、文章の意味を確認します。時間制限なしなら解ける問題は、迷って止まった箇所を調べます。例えば、Part 5で毎回選択肢の品詞を考え直しているなら、同じ語の形容詞・副詞を短い文で使い分ける練習が役立ちます。
ListeningとReadingを組み合わせた一週間の練習例
今週減らしたい間違いを決め、短い練習を組み合わせます。ここでは、音の聞き取りと、Readingの品詞・条件の読み取りを練習する例を紹介します。
| 日 | 練習例 |
|---|---|
| 月・水:各20分 | 聞き逃した短い区間をもう一度聞きます。スクリプトで意味を確認し、音声を聞いてから声に出して読みます。最後はスクリプトを閉じて聞きます。 |
| 火・木:各20分 | 火曜はPart 5の品詞問題を練習し、動詞を説明する語と名詞を説明する語を確認します。木曜はPart 7の案内文を読み、変わった条件と変わらない条件をメモします。 |
| 金:20分 | 今週覚えた語を別の短い句や文で使います。例えばread carefullyを練習したら、check the details carefullyも声に出して読み、意味を確かめます。 |
| 週末:30分以上 | 重点Partの新しい問題を時間内に解き、正答数と所要時間を記録します。品詞や条件の読み違い、同じ音の聞き逃しが残っていないか見直します。 |
Readingが主な課題なら、Listeningの日の一部をReadingに充ててもよいでしょう。試験全体を通して解く日は、この短い練習とは別に約2時間を確保します。
次の模試で、同じミスが減ったか確認する
例えば、前回はPart 5に10分使い、品詞問題でミスが多かったなら、次は品詞問題の誤答数とPart 5全体の所要時間を比べます。Part 5を12分に調整した場合は、Part 7で解き残した問題数も確認しましょう。速く解けたかと、正しく解けたかの両方を見ると、翌週に続ける練習を決めやすくなります。
答案をもとに学習の順序を相談する
最近のスコア、模試、目標と期限を用意し、どの課題から取り組むか相談しましょう。
TOEIC対策を見る公式情報の確認日:2026年11月2日。