Beyond JOURNAL

IELTS Writingが6.0から伸びないときの見直し方

IELTS Writing Task 2のトピックセンテンスと段落の展開を、公共交通の例を使って解説します。主張を明確にし、理由や具体例を加え、添削と書き直しで文章を改善する練習です。

執筆:|Beyond English代表

宮城学院女子大学と東北大学でAcademic Writing(学術英語ライティング)の授業を担当。IELTS対策の個別指導では、これまで数百人の学習者を指導してきました。

更新日:2026-11-02

最近のTask 2の答案から、理由の説明が足りない段落を一つ選んでください。この記事では、公共交通を題材に、最初の一文をどう書き、その後にどんな説明を続けるかを見ていきます。

答案を見直す四つの観点

IELTS Writing Task 2は、課題への応答、文章のつながり、語彙、文法の四つの観点で評価されます。まず自分の答案を次の表で確認し、特に理由の説明が足りない段落に注目してください。詳しい基準はIELTS公式の採点説明で確認できます。

観点答案で確かめること
課題への応答設問のすべての要求に答え、理由を十分に説明しているか。
文章のつながり段落の順序と文同士の関係を読み手が追えるか。
語彙意味が正確か。難しい語への置き換えで不自然になっていないか。
文法文の形を使い分けているか。同じ文法ミスを繰り返していないか。

理由を書いたつもりになっていないか

Task 2の公式評価基準では、Band 6の答案に、考えの説明不足や不明確さが残ることが示されています。Band 7では、立場を明確にし、主要な考えをより十分に展開することが求められます。自分の答案でも、理由の説明が途中で止まっていないか確認してください。

明確なトピックセンテンスから段落を組み立てる

この記事の例文はBand 9.0のモデル答案ではなく、6.0から次の0.5バンドを目指す方が、自分の文章に取り入れやすい例です。まず一文の意味を明確にし、理由や具体例を足していきましょう。

よいアカデミック・ライティングを考えるときは、Clear・Organized・Specific・Supported・Appropriateという五つの観点が役立ちます。言いたいことが明確で、順序が整理され、具体的で、理由や例に支えられ、目的や読み手に合っていること。この五つを、一つの文から考えてみましょう。

Frequent buses can make commuting easier for people who do not own a car.

Frequent buses は何を具体的にしているか

More buses は「バスの台数が増えること」を表せますが、それだけで、利用する停留所にバスが頻繁に来るとは限りません。新しい路線のために車両を増やしても、既存の路線が一時間に一本のままなら、その利用者の待ち時間は変わりません。

ここで伝えたいのは運行頻度です。そこで frequent buses と書くと、改善したい点がはっきりします。IELTSでも、語彙は難しさだけでなく、意味に合う使い方や正確さが評価されます。

Make commuting easier は利点の種類を示す

Convenient だけでは、何がどう便利なのかが伝わりにくいことがあります。Make commuting easier と書けば、通勤・通学という日常の移動に話を絞れます。続く文では、待ち時間、乗り継ぎ、始業時刻に間に合うか、といった点を説明できます。

For people who do not own a car は対象を示す

誰にとっての利点なのかも重要です。車を持たない人に対象を絞れば、公共交通の運行頻度がなぜ生活に関わるのかを説明しやすくなります。別の対象を扱うなら、次の表現も使えます。

Frequent buses can make commuting easier for people who rely on public transport to get to work or school every day.

車を持っていても公共交通を利用する人はいます。段落で論じたい相手に合わせて選びましょう。

冒頭の一文で段落の方向を決める

トピックセンテンスは段落の中心となる考えを示す文で、多くの場合は最初に置きます。「この段落で何を説明するのか」が最も明確に伝わる一文を目指してください。ここに時間をかけると、その後に必要な理由や具体例を選びやすくなります。

段落の展開には、MEALという組み立て方を使えます。まず、画面から少し目を離して、次の一文に続く段落の残りを書いてみてください。

Frequent buses can make commuting easier for people who do not own a car.

MEALを使って、主張を展開する

MEALは、段落に何を書くかを整理するための枠組みです。

要素役割
M:Main idea段落の中心となる主張を示す。
E:Evidence / Example主張を支える根拠や具体例を書く。
A:Analysisその根拠や例が、なぜ主張を支えるのか説明する。
L:Linkエッセイ全体の主張につなげる。必要に応じて、次の段落へのつながりも示す。

一時間に一本のバスが10分に一本になったら、通勤する人の生活はどう変わるでしょうか。次の段落では、バスを一本逃したときの待ち時間を例に説明しています。

Frequent buses can make commuting easier for people who do not own a car. For example, a worker who misses an hourly bus may have to wait almost an hour for the next bus. If buses come every ten minutes, missing one is much less of a problem. Workers can stay a few minutes late to finish a task without worrying about an hour-long wait to get home. More frequent buses can therefore make daily travel easier, although affordable fares are also crucial for people to want to use public transportation more often.

最初の文で主張を示し、次に一時間に一本の場合と10分に一本の場合を比較しています。その後で、勤務終了が遅れた人にとっての意味を説明しました。最後は運行頻度の利点をまとめ、次の段落で運賃を論じるための接続にしています。

次の段落が運賃を扱わないなら、最後の文は More frequent buses can therefore make daily travel easier for people without a car. と締めてもよいでしょう。

自分で書いた段落と例文を比べてみてください。主張の後に具体例があり、その例がなぜ主張を支えるのかまで説明できているでしょうか。

参考:IELTS公式のWriting評価解説/Kennesaw State UniversityのMEAL解説

一週間かけて段落を書き直す

  1. 自分の段落を一つ選び、主張と理由に別の印を付ける。
  2. 「なぜそうなるか」が省略された箇所を探す。
  3. 必要な条件、仕組み、具体例を足し、関係の薄い文を削る。
  4. 第三者に読んでもらい、分かりにくい箇所を確認する。
  5. 翌日、元の文を見ずに書き直す。
  6. 別の題材でも同じ説明方法を使う。

同じ文法ミスが多い場合は、よく間違える形を一つ選び、書き直すときに確認しましょう。一週間後に最初の答案と書き直した答案を比べ、説明不足が減ったか確認してください。

添削を受けるときに聞くこと

添削を受けたら、「この文はどう直せばよいですか」に加えて、「次に書くときは、何に気をつければよいですか」と聞いてみてください。添削を読んだ後は、修正文を見ずにもう一度書いてみてください。

公式情報の確認日:2026年10月1日。例文と練習手順:Mark Zolotar。

翻訳について:この記事はAIを用いて日本語に翻訳しています。