人はどんな時に、行動を起こすと思いますか?そうです…「切迫感」を抱いたときです。つまり「急いで、やらないと!」という焦りでもあります。あなたにもこんな経験があるはずです。小学生の頃の、夏休みを思い出してください。夏休み1日目に宿題に取りかかる…そんな夢のようなシナリオはあったでしょうか。では、2日目では?宿題の存在すら記憶の彼方に飛んでいってしまっているはず…。そして、夏休み最終日に「あ、宿題終わらせないと!」と焦るのがお決まりです。
人間だから、仕方のないことです。人は、面倒なことを先延ばしにする生き物なんです。期限が迫って、はじめて行動を起こすのです。オンラインストアで「セール終了まで〇〇時間!」というフレーズを目にしたことはありませんか?これも同じ心理です。人は、焦らないと動きません。では、具体的に、どのようにして「切迫感」をつくりだせるのか。おすすめしたいのは、あらゆる勉強のプランに期限をつけてみることです。
例えば、「15日までに、単語を40個覚える」といった具合です。できる限り明確にしてください。「今週」、「今月」といった言葉もいいですが、どこか曖昧な印象を含みがちなので(「今月」…と言うと、あと何日なのか、具体的にはパッと頭に浮かびませんよね?)、明確な数字を使いましょう。理想は「5月15日の21:00までに」でしょうか。その時間に家族にお願いして、テストをするのもいいと思います。
さらに、先ほどの「夏休みの悪夢」の二の舞にならないように、できるだけ、それぞれの期限のスパンを短めにするのが効果的です。夏休みが長ければ長いほど、“中だるみ”していまいますよね?これと同じなんです。さらに、この“期限”に加えて、ほしいポイントがあります。